相見晃久先生が10th International Workshop on Combinatorial Materials Science and Technology (COMBI2018)にてBEST POSTER PRIZEを受賞

相見晃久先生が第10回コンビナトリアル材料科学技術国際ワークショップ(10th International Workshop on Combinatorial Materials Science and Technology; COMBI2018)にてBEST POSTER PRIZEを受賞しました。

【受賞題目】Automation of Crystal Structure Refinement Using the Rietveld Analysis
【共同発表者】Akihisa Aimi、Kenjiro Fujimoto
【受賞内容】セラミックス材料の研究において、結晶構造を明らかにすることは重要である。現在セラミックスの実用例としてICチップやリチウムイオン電池などがあるが、それらの多くはセラミックスの結晶構造に由来する性質(誘電性など)を利用している。今後の電子機器の発展のために、結晶構造を調べる技術はますます重要になってきている。
セラミックスの結晶構造を調べる方法として、「リートベルト解析」がよく用いられている。従来、リートベルト解析は数十~数百段階以上の工程を手動で行い、1サンプルにつき数時間以上費やすことも頻繁にあった。また、解析の進め方次第で正しい結果が得られないことがあった。このような背景から、本研究では「自動」、「高速」かつ「正確」にリートベルト解析を行うソフトウェアの開発を行った。手動解析で行う工程をただ自動化するのではなく、コンピュータの利点である乱数生成を活かした新たなプロセスを考案した。その結果、手動解析の5倍以上のスピードで正確な解析結果を得ることに成功した。
その研究内容が当該ワークショップの概念であるハイスループット研究・機械学習への展開の概念に一致するとともに、学会参加者による記名式ポスター審査投票により最多得票数を得て評価されたことで受賞となった。
【受賞日と副賞】2018年10月4日・ACS Combinatorial Science より500$の副賞が与えられた。

【大学HP掲載内容】https://www.tus.ac.jp/today/archive/20181012003.html

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